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2008年1月25日 (金)

ホオノキの芽 その1

 冬の木の芽の様子からも、いろんな面白いことが読み取れます。 まずはたいへん大きな芽を持ったホオノキを取り上げてみます。 朴葉味噌でお馴染みのホオノキです。
 その前に、芽について、少し予備知識を持っておいてください。 木には、頂芽と側芽の2種類の芽があります。頂芽は伸びていた枝の先端が伸びることを休止して芽になったもので、側芽は葉のすぐ上に新しく作られた芽です。
 頂芽が伸びると、今まで伸びてきた枝が続いて伸びることになりますし、たくさんの側芽が伸びると、いろんな方向に枝が伸びることになります。
 ホオノキの葉は大きな葉です。 1枚の葉で、たくさんの小さな葉の分まで光合成を行います。 たくさんの細かい枝を出してたくさんの葉をつける必要はありません。 それより、上を目指します。 他の植物より早く上に伸びて他の植物の上に葉を広げ、たくさんの光を受けてたくさん光合成することを狙います。 そのためには、側芽形成に栄養分を回すことを止め、頂芽を発達させます。 木部は柔らかくても、とにかく早く上に伸びようとする戦略の結果、柔らかく均質な材が取れ、下駄や楽器など多様な用途に使われるのですが、今回はこのことに深入りしないことにします。
 上に書いたように、ホオノキは大変高くなる木です。 大きな花も上向きに咲かせるのですが、普段は下からはるか上を見上げるだけ。 芽の様子なども分かりません。 ところが私のよく行く場所に、ホオノキの傍に橋がかかっていて、橋の上からだとホオノキの上の方に触れることのできる場所があります。 こういう幸運な場所は大切にしなければなりません。
 そこで撮ったのが下の写真です。 大きな頂芽がありますが、側芽はほとんど発達していません。 芽の形態は、このようにそれぞれの植物の生存戦略とも関係しています。

Hoonoki080106_1

 この芽、表面はスベスベしています。 上で、頂芽は伸びていた枝の先端が伸びることを休止して芽になったものだと書きました。 枝の先には葉があります。 葉がどのように変化してこのような芽を形作っているのでしょうか? 春になると展開する葉は、この中にどのようにして収められているのでしょうか? 春に咲く花はもう芽の中にあるのでしょうか?
 (この続きは明日に・・・)

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コメント

ず~~っと、最後まで読んでみて、
ほらほらアレあれ・・・と

ウチの庭の白木蓮とよう似てるわ・・・と
この木の葉っぱも大きくて上に上にと伸びたがります、剪定してもすぐにです。

葉っぱより白い大きな花が先に咲きます。
芽には毛が生えてます。

ホウノキは花が先?葉っぱが先?

<春に咲く花はもう芽の中にあるのでしょうか>
えっ!!とウチの白木蓮の芽の中は花がどんな風に収まっているのか知りたくなりました。

昔、飛騨で葉っぱの上に味噌をのせてお肉の焼いたのをいただいたことがありました。
ホウノキの葉っぱだったのかしら?

投稿: わんちゃん | 2008年1月25日 (金) 16時28分

こんばんは♪
いいところを見つけましたね
そこならホオノキの大きな花が見下ろせるかも
うらやましい
花の香りも嗅げるかも いいな~
以前山に登った人にホオノキの葉っぱをもらったことあります
ホオノキを見たことがなかったので感激しました

投稿: エフ | 2008年1月25日 (金) 22時38分

わんちゃん、花の大きさはハクモクレンとほぼ同じですが、ホオノキのほうがはるかに大きくなる木で、上をめざす傾向が強く、葉の大きさも、ハクモクレンの2倍はあります。
ホオノキの花は5月末くらいから。葉が開いてから咲きます。
ホオノキの葉はいい香りがあり、殺菌作用もあって、比較的熱にも強いので、朴葉味噌などに使われます。飛騨で出されたのもホオノキの葉だったんでしょうね。

エフさん、春にはホオノキの花も紹介できると思います。

投稿: そよかぜ | 2008年1月25日 (金) 23時42分

そうなんですね、
ホウノキの歯じゃなくって葉ですよね?

投稿: わんちゃん | 2008年1月26日 (土) 21時13分

ハハハハ・・・
失礼しました。さっそく訂正しておきます。

投稿: そよかぜ | 2008年1月26日 (土) 23時03分

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