マガモ
今日の鳥はマガモ、真のカモです。 ということは、他のカモは偽ガモ?
たぶんこの名前は人間の身勝手さから来た名前でしょう。 つまり、鳥との関係が、バードウォッチングなどというゆとりをもった付き合い方ではなく、関心事は食べることであった時代、このカモがいちばんおいしく、大きいので量的にも良かったのでしょう。 つまり「カモを獲りに行く」といえば、このマガモを獲りに行くことを意味したのでしょう。 ちなみに、このマガモを家畜として品種改良したのがアヒルであり、元来同種であったマガモとアヒルをかけあわせたのがアイガモということになります。
マガモについては、以前信州の川で大きな群を見たことがありますが、大阪府下の池などでは大きな群を見たことはありません。 でも、数羽ずつ、いろんな所で見ることができます。
上の写真は、生活排水の流れ込んでいる川で、たくさんの泡ができていますが、この川でも冬の間は毎日と言っていいほどマガモを見ることができます。
マガモは越冬中につがいを形成し、春には雄雌が連れ立って繁殖地へ渡るのですが、1月になると、多くのマガモが上の写真のようにペアで行動しています。
マガモはどこにでもいて、人にもなつきやすい方なので、餌付けされている所もあるようです。 「カモにする」の語源も、このマガモが比較的捕まえやすいからでしょう。 でも、この川のマガモは野生そのもの。 少し近づきすぎると下の写真のように飛ばれてしまいました。 しかし、おかげで飛んだ時の羽根の様子も写せました。
3羽いたことを飛ばれて初めて気がついたのですが、前の2羽と後の1羽はどういう関係だったのでしょうね。
(1月27日追記) よく見ると、後ろの一羽はハシビロガモのメスのようですね。 また上で、大阪府下ではマガモの大きな群は見たことが無いと書きましたが、1月26日に履中天皇陵で見たマガモは大きな群でいました。
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コメント
アタマが玉虫的な緑色のが、ひょっとして
オス?
メスの気を引こうといかにも・・・・
三羽のその関係は?
後の二羽をお世話した世話焼きおばさんが先頭のカモじゃぁないですか?
さてウチの近所の池の探訪に出かけましたが
鳥たち、何処へ??みたいな状況でした。
3ケ所の池を見ましたが、一羽も居ませんでした。ナゼ?
投稿: わんちゃん | 2008年1月22日 (火) 16時26分
ほとんどのカモでオスの方が美しいです。もっとも、繁殖に関係の無い時期はオスもメスに近い色になり、エクリプスと呼ばれています。
わんちゃんの近所の池に鳥がいなかったと言うことですが、どこにでもいるわけではありません。水面は多く、自由に飛べる鳥には場所を選ぶ自由があります。
鳥が多い池は、餌が豊かにあるか、周囲が木々に囲まれているなどで落ち着ける場所かのどちらかです。
小さな池で人が近づけるところは、餌付けでもされていないと、カモはなかなか来ないですね。
堤があって水深の深いところばかりの池も少ないですよ。水面採餌ガモは潜れませんから。
投稿: そよかぜ | 2008年1月22日 (火) 23時25分
こんばんは 久しぶりのカキコです。
少しご無沙汰していると、いつの間にか鳥のページがたくさん増えていますね。
それにしても、このマガモの飛翔写真、見事な流し撮りですね。動いている鳥にピッタリピントが合っています。また腕をあげましたね!
投稿: どんぐり | 2008年1月26日 (土) 19時40分
どんぐりさん、お久しぶりです。
今のカメラに慣れてきた、ということでしょうか。
投稿: そよかぜ | 2008年1月26日 (土) 22時57分
>今のカメラに慣れてきた,ということでしょうか。
このあたり、ちょっとひっかかりますね、
これは、FZ30でしょうか?
スミマセン、そよかぜさんのカメラの追っかけで・・・・お手間を取らせました。
投稿: わんちゃん | 2009年2月19日 (木) 16時54分
これはFZ30です。
「今のカメラ」というよりは「今のカメラシステム」というべきでしたね。
FZ30にRAYNOXのテレコンバージョンレンズをつけています。
投稿: そよかぜ | 2009年2月19日 (木) 22時52分