« サザンカとツバキ | トップページ | センリョウ »

2007年12月 9日 (日)

ユリカモメ

Yurikamome071202_1

 「ゆりかもめ」といえば、東京臨海新交通臨海線が有名になりましたが、冬鳥として全国の海岸、河川、池などに飛来するユリカモメが近くの池にも来ていました。 こうして整列していると、まさしく「かもめの水兵さん」ですね。
   作詞:武内 俊子、作曲:河村 光陽
   ピアノデュオ
ラインムジークさんのHPからいただきました。

 足とくちばしは赤く、冬羽は頭部が白く、目の後ろに黒い斑点があるのが特徴ですが、春になると、頭が黒っぽい夏羽になって、全く違った印象の鳥になります。
 日本に来るユリカモメの繁殖地はユーラシア大陸北部で、京都の鴨川で足環をつけて個体識別をして調査したところ、日本に来る時は、元気のいい個体が繁殖地から下見にやってきて、いちど仲間のところへ戻り、仲間を引き連れて再び日本に来るらしいと言う話を聞いたことがあります。
 日本とユーラシア大陸とを行ったり来たりするほどですから、飛ぶことに自信があるのでしょう。 毎日朝夕に移動し、夜、無防備になって寝る時は、昼間の餌を採る場所から離れ、海上や大きな湖の中央部に浮かんで寝るようです。 人に慣れることも、いざとなればすばやく逃げられる自信から来ているような気がします。

Yurikamome071202_2

    左向けー左! だれだ! お尻を向けているのは!
 千鳥の仲間でミヤコドリという鳥がいますが、古典文学に登場する「都鳥」は、書かれている鳥の特徴からすると、このミヤコドリではなく、ユリカモメであるとする説のほうが有力です。

  名にしおはばいざ言問はむ都鳥 我がおもふ人はありやなしやと (在原業平)

  舟競ふ堀江の川の水際に 来居つつ鳴くは都鳥かも (大伴家持)

※ 飛翔の様子はこちらに載せています。

|

« サザンカとツバキ | トップページ | センリョウ »

野鳥1 水辺の鳥」カテゴリの記事

コメント

こんばんは♪
ユリカモメの夏の顔が絵本に載ってて
その顔がユーモラスでよく覚えていました
後で図鑑で見つけて本当にいる鳥だと知って
是非見たいと思っています
ショボーさんはフランスの絵本作家なのですが
ユーラシア大陸?!ですよね
冬に来るなら黒い顔は見れないのでしょうか

投稿: エフ | 2007年12月 9日 (日) 20時38分

ユリカモメの繁殖地は、アジアとヨーロッパにまたがるユーラシア大陸の北部。日本より緯度の高いイギリスでは繁殖もするようです。
日本でも春になれば、顔の黒くなったユリカモメは見られますよ。

投稿: そよかぜ | 2007年12月 9日 (日) 21時27分

こんにちわ~

古今和歌集と万葉集の部屋に行ってきました。
昔の歌人が都鳥を見て何気に詠んだうたが後世でああでもないこうでもないとウンチクを言い合うのはそばで聞くのも楽しいですね。

都鳥だから京都の鴨川が一番、お似合いじゃない?と思うのは私だけ?
夏には夏の冬には冬の衣替え?
キッチリですね。

ますます横道にそれますが、
元、おにゃんこ倶楽部の城之内早苗さんが
突然、演歌歌手になり
「都鳥~ゆりかもめ~」を10年ちょこっと前に歌ってました。
好きな歌だったのでカラオケでしょっちゅう歌ってました。
ところが、どんな歌詞だったのか曲だったのかとんと思い出せないんです。

探しました、山ほどあるテープの中から・・
ありました、今、聴きながら・・・・

♪いつしか雨が雪にかわって
 波音だけの東京ベイに・・
 愛の翼に命を賭けた 
 一羽の鳥 哀しいカモメ
 寒い心と翼震わせ すすけた空をさまよう
♪私ゆらゆらゆ~ら ゆらゆりか~もめ~♪
 一人ぼっちでとぶ ゆらゆりかもめ~
 あなた何処にいるの?
 どうしてなの?
 愛したのはナゼ?
 こんな哀しみ 置き去りに
 汽笛をかき消すように・・・・・
 海が啼いた~~
 
まだまだ続きますがこの辺で・・・・

投稿: わんちゃん | 2007年12月10日 (月) 14時13分

こんばんは♪
ユリカモメの黒い顔見たい~
春が待ちどうしいです

都鳥の歌聴いたことないけど
わんちゃんさんの歌い声が聞こえるようです
まさかそよかぜさんもノリノリ?!

投稿: エフ | 2007年12月10日 (月) 21時56分

ノリノリで・・・
 足もと洗う波の飛沫が
 鉛色した海に還るわ
 絶え間なしに風の悲鳴が
 あなたを呼ぶ声を散らした
 重い心と翼ぬらして暗い波間を漂う
 私ゆらゆらゆ~ら ゆらゆりか~もめ~
でしたね。
カラオケ教室のレッスンを受けたわんちゃんの声、聞きたいですね。

投稿: そよかぜ | 2007年12月10日 (月) 23時28分

この歌の2コーラス目の歌詞で
”しぶき”ってこんな漢字(飛沫)なんやわぁ~と一人密かにカンシンしてた記憶があります。

そして、「いつしか雨が雪に変わって・・」
というところで、ユリカモメは夏鳥やないんやなぁと、また一人密かに思ったもんでした

歌詞を読んでその現場に行ってみたくなったり、結構ありますね。
今、一番行きたいところはあの「珍道物語」
の海が割れるところ・・・・・

ちょっと横道にそれ過ぎました
スミマセン・・・・・

投稿: わんちゃん | 2007年12月11日 (火) 09時24分

エーエーまさか
ふたりでデュエット?!
あ~仲間に入れない。。。
くすん

投稿: エフ | 2007年12月11日 (火) 22時28分

エフさ~ん

この歌はデュエット・ソングじゃないので
デュエットすることはないですよ・・・・

♪私ゆらゆらゆ~ら ゆらゆりか~もめ~♪
あたりならみんなで歌えますよ。

エフさんが関西に来られて大阪のとあるカラオケボックスで3人で大合唱してるシーンを想像してニコニコしてるのは私だけ???

投稿: わんちゃん | 2007年12月12日 (水) 13時18分

いいですね~

投稿: そよかぜ | 2007年12月13日 (木) 00時40分

え・ええーー?!
練習を~練習をせねば。。

投稿: エフ | 2007年12月13日 (木) 19時35分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ユリカモメ:

« サザンカとツバキ | トップページ | センリョウ »