コンギク
コンギクは、自生しているいわゆる野菊のノコンギクから、色の濃いものが選ばれ、栽培されているものです。
筒状花を拡大してみると、オシベの花粉を外側にくっつけたメシベの柱頭が二つに分かれて開き、受粉するための内側の面を開きかけていました(下の写真)。 小さい白い粒は花粉です。
野菊といえぱノコンギクと並んでヨメナがあり、この2種はたいへんよく似ていますが、簡単な見分け方は、ノコンギクには長い冠毛がありますが、ヨメナの冠毛は発達していないこと。 コンギクもこの性質をちゃんと引き継いでいます。 下の写真はコンギクの筒状花のツボミ(左)と舌状花(右)ですが、両方とも長い冠毛を持っています。 花の下にあるのはコンギクの葉です。
写真を見て気づいたのですが、舌状花の花弁に細長い紺色の花弁状のものがくっついています。 よく分かりませんが、冠毛の一部が花弁と融合し、花弁化したものかもしれません。
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コメント
一枚目の手前のお花の色がなんともいえないくらい良い色をしていますね。
清楚で凛としてて、という表情がとても好きです。
「野菊」と読んで、
伊藤左千夫の「野菊の墓」を思い出し
ネット文庫を紐解いてみると、43ページもあり途中で読むのをやめました。
何回も映画化されたりドラマ化されたり
多くの女優さんが演じてはります。
スミマセン横道にそれてしまいましたね。
投稿: わんちゃん | 2007年11月30日 (金) 22時38分
コンギクは園芸的に華やかに改良されていない清楚さがあって、私も大好きな花のひとつです。
伊藤左千夫の「野菊の墓」は、私もず~っと昔、若かりし頃に読みましたよ。
投稿: そよかぜ | 2007年12月 2日 (日) 00時01分