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2007年11月 2日 (金)

ブタクサ

 今年は残暑が長かったせいか(ワープロまで、この「せいか」を「盛夏」と変換する始末)、まだ花が残っていました。 というよりも、1年草で夏の光合成の「成果」を全て花と果実生産に振り向けることができますので、いっぱいの花をつけていました(平成19年10月28日撮影)。

Butakusa071028_1

 ブタクサはキク科です。 キク科でも風媒花になると、虫を呼ぶ機能が省略され、タンポポなどのイメージとはかなり違ってきます。
 タンポポの1つの花のように見えるのは「頭花」とよばれていて、じつはたくさんの花(「小花」と呼んでいます)の集まりが総包に囲まれているつくりになっていることはよく知られていますが、ブタクサの頭花は、雄の頭花と雌の頭花に分かれます。
 雄の頭花の総包は互いにくっつきあって、10個ほどの雄の小花を包んでいます(下の写真)。 この頭花がたくさん集まって、長い穂になっています。

Butakusa071028_3

 雌の頭花は、雄の頭花が連なっている穂の基部にあります。 雌の頭花はたった1つの雌の小花からなり、長い花柱を2本伸ばしています(下の写真)。

Butakusa071028_2

 ブタクサは花粉症の原因となる植物として嫌われています。 この撮影の時も、できるだけ触れずに花粉を飛散させないように注意して写したのですが、それでも鼻がむずがゆくなりました。

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コメント

こんばんわ~

お鼻がむずがゆく感じられたのは
写真のようなぬけるような青空のよいお天気がブタクサの花粉症度のバロメーターのような気がします。そしてちょっと感想気味。

繊細なんですねぇ・・・・

投稿: わんちゃん | 2007年11月 3日 (土) 20時25分

あわてんぼさん、丸わかり・・・・

感想気味→乾燥気味

繊細なヒト→そよかぜさん

投稿: わんちゃん | 2007年11月 3日 (土) 23時20分

花粉症に関しては私はかなり鈍感な方だと思います。スギでもオオバヤシャブシでも花粉の舞い散る中に平気で入っていくので免疫ができているのかな?
その私でもブタクサにくっついて接写していると花がムズムズしてくるのは、かなりたくさんの花粉が飛んでいるのでしょうね。

投稿: そよかぜ | 2007年11月 4日 (日) 19時11分

こんばんは♪
この花の近くには近づきたくない
春の花粉症+秋の花粉症にはなりたくないです
秋も今年はかなりムズムズしました
ヤバイ。。。
免疫ができてるのならよいのですが蓄積して
そのうち症状が出てきたら困ります

花というか実のようですね
油断大敵!
見えない花粉は要注意!!

投稿: エフ | 2007年11月 5日 (月) 20時07分

> 花というか実のようですね
雄の頭花の写真ですが、さすがにこの時期はほとんど花粉を出し終えて花弁を閉じています。

投稿: そよかぜ | 2007年11月 5日 (月) 22時28分

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