ホシホウジャク
ホシホウジャクがヨシノアザミで吸蜜していました(H19.11.4. 堺自然ふれあいの森)。
アザミの花を訪れている時は、頭花を構成している筒状花の一つひとつに口を差し込んで吸蜜するので、長く滞在してくれ、撮影が楽です。
下は9月17日に撮った、壁にとまっているホシホウジャクです。 翅をたたんでいると、全く違った印象になります。
同じ個体を横から。 吸蜜のためにホバリングしている時は腹部の先端を下げているのに、とまっている時は腹部の先端を持ち上げているのは、何か意味があるのでしょうか?
ホシホウジャクの幼虫の食草は、アカネ科のヘクソカズラなどで、大阪付近では最もよく目にするホウジャクですが、大阪付近で見られるホウジャクの仲間には、他にもたくさんの種類があります。
ホシホウジャクによく似たものにクロホウジャクがいます。 通常はクロホウジャクの方が大きいのですが、たまにホシホウジャクと同じぐらいの大きさのものもいますので、大きさで判断せず、前翅先端付近の模様や後翅の橙黄色帯で区別します。 ホシホウジャクには、前翅第6室亜外縁に長方形の黒い紋がありますし、後翅の黄褐色の部分のふちが曲線的です。
ホシヒメホウジャクは前翅の後縁と後翅の前縁が湾曲しています。
ホウジャクは体がウグイス色で、後翅は全体が赤褐色です。
ヒメクロホウジャクも頭部から腹部の第4節まではウグイス色ですが、後翅の赤褐色色は体に近い部分だけです。
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コメント
こんばんわ~
まず、ホシホウジャクでしょ、
そしてクロホウジャク、クロホシホウジャク
ホシヒメホウジャク、ヒメクロホウジャク
みんなビミョウにどこかが違うんですよね
あぁ~~もう、わからへん!!!
投稿: わんちゃん | 2007年11月10日 (土) 00時00分
「クロホシホウジャク」は存在しません。文章校正でクロホウジャクとホシホウジャクを入れ替えようとしているうちに、くっついてしまったようです。失礼しました。さっそく本文を訂正しておきました。
ホウジャクの種類をいろいろ並べたのは、やっと違いが理解できてきたので、自分自身のメモのために書いたものです。
投稿: そよかぜ | 2007年11月10日 (土) 00時22分
こんにちは♪
海老の尻尾のようですね
エビゾリ状態だ
この部分はお尻ではなく腹部の先端なんですか
ホシホウジャクうまいこと長い口を花に突っ込んでますが
狙いは正確なんでしょうか
最初これが口?と思いました
舌じゃないの??と(カメレオンから連想)
投稿: エフ | 2007年11月10日 (土) 13時03分
ホシホウジャクは、「次はこの筒状花」と狙いをつけて口を差し込んでいるのか、ホシホウジャクに聞かないと分かりませんね。
脊椎動物と昆虫とでは体のつくりは全く違いますから、同じ語句を使っていても、その内容は全く違います。
チョウの口と呼んでいるのも、小あごの一部で、もちろん脊椎動物の口とも舌とも違います。「口」とは「食物を取るところ」くらいの意味で考えてください。(そうすれば、舌は口の一部になります)
投稿: そよかぜ | 2007年11月10日 (土) 23時14分