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2007年10月 3日 (水)

イボクサ

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 イボクサは、休耕田などの湿地に生える1年草で、花の径は13mmほどですが、拡大すると、先がピンク色に染まった花弁やオシベの青い葯など、なかなか美しい花です。
 名前の由来は、昔この草をイボ取りに使ったところからということです。
 ツユクサ科の植物で、葉のつき方も、ツユクサによく似ています(下の写真)。 オシベの花糸にはムラサキツユクサと同じように長い毛が生えています。 また、ツユクサにも花粉を出さないオシベがあり、仮オシベまたは飾りオシベと呼ばれていますが、このイボクサのオシベも、6本のうち、短い3本は花粉を出しません。 下の写真は、長い、青い方のオシベが花粉を出していて、青い色が目立たなくなってしまっています。
 仮オシベはどのような働きをしているのでしょうか。 花粉を出さないのですから、役立っているとすれば、虫を引きつけるということでしょうが、ひょっとしたら、ツユクサ科のメシベの柱頭は小さい傾向があるのですが、そのことと関係しているのかもしれません。 虫の目には、この仮オシベはどのように映っているのでしょうか?

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コメント

♪これこれ虫よムシちゃんよ♪
って、ホンマに聞いてみたいですね。

イボクサの花のほうが一枚う・わ・て。
ムシちゃんはただただ突進するのみ。
ってとこでしょうか・・・

投稿: わんちゃん | 2007年10月 4日 (木) 00時11分

ツユクサの飾りオシベは「飾り」というにふさわしいと思うのですが、イボクサの場合は、ほんとにどうなんでしょうかね。
虫たちと話ができる「ソロモンの指輪」がほしいものです。カメラもかなり今まで見えなかったものを見させてくれるようになりましたが・・・

投稿: そよかぜ | 2007年10月 4日 (木) 00時33分

おはようございます。

イボクサ、大好きなお花です。
シンプルながら、可憐な色ですね。
なるほど、露草の仲間なんですね、
葉がよく似ています。
こちらはミゾソバが咲き出して来ました。
薄いピンクと白が多いです。
そよかぜさんの方では何色ですか?

投稿: みぃこ | 2007年10月 4日 (木) 07時10分


「ソロモンの指輪」って何?で検索
そしたら、「ドリトル先生物語」を思い出しました。
原作が10数巻もあると知ってへぇ~~

エディ・マーフィが映画でドリトル先生を演りまして、観た事がありました。
ホントは獣医さんなんですが、動物と話せて、みたいな映画でした。

そよかぜさんが「ソロモンの指輪」欲しいと思う気持ち解かります、ウン・・・・

投稿: わんちゃん | 2007年10月 4日 (木) 16時36分

みぃこさんへ
イボクサは「可憐な」というコトバにピッタリですね。
やはり可憐なミゾソバは、こちらでも色の薄いのから濃いのまであります。よく陽にあたる場所の方が色が濃い傾向のあるような気がしていますが、いかがでしょう?

わんちゃんへ
せめて虫の目で見た像が写せるカメラがあればね。虫の目には見えて人の目では見えない紫外線領域を写せるフィルムはあるんですが・・・

投稿: そよかぜ | 2007年10月 5日 (金) 00時24分

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