ニラ
ニラは、レバニラ炒め、餃子の具、汁の実やおひたしなど、葉がスタミナ野菜としてよく知られていますが、花は虫たちによく知られています。 写真の花にもたくさんの虫たちが集まっていました。
ニラは古代から栽培されていましたので、野に生えていても、本来の野生植物であるのか、栽培していたものがエスケープして野生化したのか分かりません。
学名は Allium tuberosum。 ノビル、アサツキ、ネギなども、同じ Allium属です。
たくさんの花が咲いていると何が何だか分かりません。 下は8月下旬の、まだ咲きかけの頃の様子です。
並んでいる2つの花のうち、左の花は、花粉が出かけていますが、メシベの柱頭はまだ伸びていません。 そして右の花は、花粉はそろそろ終わりで、メシベの柱頭は長く伸び、先端は花粉がついているらしく、少し黄色みを帯びています。 ニラの花も、もうこのブログではおなじみの、雄性先熟の花なのです。
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コメント
観賞用の園芸種もアリウムってありますね。
同じ仲間だったんですね。
・・・・ということは観賞用のも意外に美味しいんでしょうか?
投稿: タロ | 2007年9月15日 (土) 02時14分
園芸種ではアリウム・ギガンテウムなどが有名ですね。さすがに食べたことはありません。
たぶんにおいなどは共通なような気がしますが・・
投稿: そよかぜ | 2007年9月15日 (土) 21時07分
大昔、私が子供だったころ、家の庭にニラが生えていました。
花が咲くまでに食用に・・・
父が得意の餃子の中身に・・・
兵隊さんとして中国に行き覚えてきたのが餃子とマージャン
ウチの近所の道端にもニラの花が咲いてます
見るたんびに、父が器用に餃子を作っていた手元を思い出します・・・・
投稿: わんちゃん | 2007年9月15日 (土) 23時13分
昔からの身近な植物って、人それぞれにいろんな思い出とつながっているんですね・・・
ニラはアスファルトや石垣の隙間など、驚くような場所で花を見ることがありますね。
投稿: そよかぜ | 2007年9月16日 (日) 21時22分