ハスの葉
ハスに人気があるようなので、昨日に続いて・・・
昨日の記事に対して、ハスの葉の真ん中には穴があいているのか、という質問をいただきました。 上は若いハスの葉を写したものですが、写真をクリックして拡大していただいても、肉眼で見えるような穴は見えません。
でも葉柄の断面を見ると、大小さまざまな穴があいています。 下は乾燥したハスの葉柄の断面です。
この葉柄の穴を通る空気がレンコンの穴につながることは7月13日の記事で紹介しましたが、穴がそのままつながっているわけではありません。 節を境に穴の配列は変化しますので、葉柄の穴とレンコンの穴は、並び方が全く違います。
ところで、ハスの葉の先は分かりますか? 普通の葉に尖った先端があるように、ハスの葉にも、ちゃんと尖った葉の先端があります。 もう一度写真を見てください。中央部から葉脈が八方に伸びていますが、1本だけ、白っぽい色の円形の中央部から出ている、明らかに他の葉脈と違うものがあります。 これが主脈で、葉の先端につながっています。
上の写真は、葉が展開する前の様子も分かりますが、このとき、葉の先端は必ず上を向いています。
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コメント
ハスの葉っぱは奥が深いですね・・・
ゾクゾクと新情報公開・・・・
フムフムとうなずいております。
ウチの近所で蓮田を偶然見つけましたので、
近い内に再び、見に行きますね。
いろいろと確かめなくっちゃ・・・・
投稿: わんちゃん | 2007年8月 8日 (水) 00時15分
こんにちは♪
ハスの葉にも先端がちゃんとあったんですね
こんなとんがりがあったなんて
花ばっかり見てる場合じゃなかった
以前ハスの実を食べたことがありますが
もう一回食べて味を思い出したいと
思ってます
青栗のような味だったような~
投稿: エフ | 2007年8月 8日 (水) 14時28分
今日ね、農協のお店にお墓参りのお花を買いにいきましたら、ハスの蕾とあのジョウロの先様のが束にして置いてありました。
お仏壇にもと少し小さ目を買い求めました。
なんとなく仏様をお迎えする雰囲気がととのいつつあります。
「お花を出荷された後は、レンコンを食べはるんですか?」「そんなん花にしてまうと、
細い細いレンコンですがな・・・みんな、カメラ提げて写しにきてはりまっせ」とも言うてはりました。
なんでも、レンコンとして出荷するにはハスの花は切ってしまうとか・・・
投稿: わんちゃん | 2007年8月 8日 (水) 16時01分
エフさんへ
はすの実を生で食べる時は、若い時期の方が甘みがあっておいしいようです。 成熟した実は、煮たり焼いたりすると甘みが出てきておいしくなります。
蓮茶や蓮飯もぜひお試しを。
わんちゃんへ
ハスは古代から栽培されていて、気に入った系統を残すことで、野生のハスとは少し違ってきていて、大きく分けて食用ハスの系統と観賞用のハスの系統(その中でも重弁の花や色の濃淡などいろんな品種があります)に分かれています。
観賞用のハスの根茎は、もともと食用ハスの根茎ほど太りません。
投稿: そよかぜ | 2007年8月 8日 (水) 23時44分