4本の足で止まる①(コシアキトンボ、チョウトンボ)
8月21日の記事で、タイワンウチワヤンマが4本の足で止まっている写真を紹介しました。 でも、4本の足で止まるのは、何もタイワンウチワヤンマの特技でも何でもありません。 他のトンボだって4本の足で止まります。 でもこの事って、あまり知られていないようですので、今回は別のトンボさんに登場してもらって、写真でお見せしたいと思います。
まずはコシアキトンボです。 残りの2本の足はどこにあるのでしょう。(こんな質問をしなければ、トンボが普通にぶら下がっている写真として、何の疑問も持たずに見てしまう人が多いのでしょうね。)
タイワンウチワヤンマで解説済みですから、このブログ常連の方々はすぐに発見できたでしょう。 そう、足を折りたたんで、頭部にピタッと押し付けています。
足のことを知らなければ、頭部の後ろに縦に細長い黒い膨らみがある程度にしか思わないのではないでしょうか。 またこのために頭部と胸部の細いつながりが強調されて、このトンボの頭は取れかけて既に死んでいると思う人がいるかもしれません(この写真を見せたところ、そう言った人が実際にいたんです)。
もう1種類、今度はチョウトンボです。
もう解説は要らないですね。
トンボもたくさんの種類がいます。 どんな種類がどんな時に何本の足で止まっているかを調べていけば、おもしろい発見ができるかもしれませんよ。
せっかくですので、本日登場の2種類のトンボについて、簡単に書いておきます。
【コシアキトンボ】
「越秋」ではありません。 腰の部分が白く、後翅の模様も含めてその周囲が黒いため、「腰空き」トンボです。 5月~9月頃に見ることができます。 多くの場合、縄張りを作ってその中を飛び回っています。
【チョウトンボ】
後翅が大きく、7~8月を中心に、水面の上などを行ったり来たり、ヒラヒラと優雅に飛んでいます。
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コメント
トンボちゃん達、私の回りでも、時々止まってますけど、みんな一緒に見えるんですよ、
まだまだ素人ですね・・・・
頭の後ろに足を巻き巻き、クスクスクス・・
黄色とか青色とかもっとじっくり見てみますね・・・・
投稿: わんちゃん | 2007年8月29日 (水) 23時51分
ここで取り上げたのは分かりやすい特徴を持ったトンボばかりですが、トンボの仲間って、たしかによく似ていてややこしいものが多いんです。それに簡単に近寄らせてくれませんしね。
投稿: そよかぜ | 2007年8月30日 (木) 00時24分
おはようございます♪
そんな秘密の収納スペースがあるなんて
拡大してもそう思って見ないとわかりません
後ろから見ると頭がぽろっと外れそうで
いつも心配になります
頭はほとんど複眼が占めてますが
それだけ重要ということでしょうか
両脇についてる目に見つめられてる写真
期待してます♪
投稿: エフ | 2007年8月31日 (金) 08時15分
トンボは高速で飛行しながら小さな虫を見つけ、それを空中で捕まえて餌とします。そのことを考えると、視覚の重要さがよく分かります。複眼が大きいわけです。
投稿: そよかぜ | 2007年8月31日 (金) 23時55分
池の中の遠いところにチョウトンボが居ました。
その特徴を知りたくてコチラにきました。
4本の足で止まる特徴がクッキリハッキリ・・・
こちらの方にリンクお願いします。
投稿: わんちゃん | 2015年8月 4日 (火) 18時45分
リンクは了解です。
チョウトンボは飛びもの撮影の練習にもいいですよ。
投稿: そよかぜ | 2015年8月 4日 (火) 20時47分