« キノコを“食べる”キノコ -ヤグラタケ- | トップページ | クロバネツリアブ »

2007年7月11日 (水)

ハスの花

Hasu070707_1

 6月29日の記事で、我家の近くにある蓮田では、ハスは6月中旬に葉を広げ始めることを紹介しましたが、その蓮田では、どんどん花が咲き始めています。 上の写真は、雨あがりの曇天で撮影(7月7日)したので、ハスの花独特の透明感はあまりありませんが、落ち着いた感じの写真になりました。 大きな葉の成長は驚くほど早いのですが、これは地下茎(つまりレンコン)に蓄えた栄養分を使って、一気に成長してしまうからでしょう。
 虫になったつもりで、カメラをハスの花の中に入れてみました(下の写真)。
 ハスの花のつくりを見ると、メシベの周囲は少し変わっています。 独立したメシベがたくさんある花の場合、そのメシベを配列しておく場所を「花床」といいますが、ハスの花では花床が発達し、メシベの周囲は完全に花床に取り囲まれ、メシベの柱頭だけが外から見えます。 というよりも、花床の穴の中にメシベがあるといった感じです。 受粉後、種子もこの穴の中で成長します。

Hasu070707_2

|

« キノコを“食べる”キノコ -ヤグラタケ- | トップページ | クロバネツリアブ »

草2 離弁花」カテゴリの記事

コメント

きれいですね。

何気なく見ていたはすの花
あの、れんこんのような穴の開いたんはなんでしたっけ??花床??

ココの部分が、こげ茶色になって転げているのを拾いまして、穴の中にちりめんの布なんかを突っ込みまして、飾り物にしたことがありました。

やっぱりハスの花の撮影は早起きしないとアカンのでしょうね?

投稿: わんちゃん | 2007年7月12日 (木) 15時15分

花が終わった後も成長を続けた花床は「蓮口」と呼ばれるようになります。ジョウロの先も形が似ているところから、蓮口と言いますが、秋から冬の風物詩ですね。
ハスの花を見るのに、そんなに早起きは必要ないですよ。1つの花は、朝開き、夕方閉じることを3日繰り返しますが、昼間はずっと開いています。

投稿: そよかぜ | 2007年7月13日 (金) 00時08分

おはようございます♪
いろんな人に聞いてるのですが
そよかぜさんなら真実を知っているかも~
ハスの花が開く時に音がするのかしないのか
どっち?
音がするのなら花は何時頃に開くのでしょう
朝日が昇る頃かな
是非聞いてみたいです


まさか・・・なんですか
エーー
その件は胸にしまっておきますから

投稿: エフ | 2007年7月13日 (金) 09時06分

”水孔”そよかぜさんのコメントを交えまして
マイ・ブログで発表・・・

読んで下さったブログ友の素朴な質問
「ハスの葉っぱの真中の水滴は水孔に関連ありますか?ブクブクと水が沸いているような気がしましたが」という内容です。

ハスの葉っぱにコロコロ転がっている水滴の正体は???

投稿: わんちゃん | 2007年7月13日 (金) 16時43分

わんちゃん、エフさん、答が長くなりそうなので、1本の新しい記事にまとめますね。

投稿: そよかぜ | 2007年7月13日 (金) 22時27分

はじめまして。
ハスのあの蓮口が苦手なのですが
いったいあれはなんなのか知りたくて
こちらにたどりつきました。
勉強になりました。
ありがとうございました。

投稿: やみー | 2008年7月28日 (月) 00時03分

やみーさん、はじめまして。
蓮口は切花の花材にするくらいなのにダメですか!?
これからも遊びにお立ち寄りくださいね。

投稿: そよかぜ | 2008年7月28日 (月) 23時59分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ハスの花:

« キノコを“食べる”キノコ -ヤグラタケ- | トップページ | クロバネツリアブ »