ヌマトラノオ、オカトラノオ
沼に生えればヌマトラノオ、丘に生えればオカトラノオ、と、きれいに住み分けているわけではありませんが、その傾向はあります。 両者とも同じサクラソウ科の Lysimachia 属で、近い仲間です。
ヌマトラノオ(上の写真)は沼地などの水辺に生えるとされていますが、写真のヌマトラノオは乾いたところに生えていました。 蓮田のすぐ近くなので、蓮田で育ったものの種子が飛んできて育ったのだと思います。
オカトラノオ(下の写真)の花穂はヌマトラノオより太く、写真のように垂れているのが普通です。
オシベと花冠の裂片とが同数の場合、両者が互生する花が多いのですが、ヌマトラノオもオカトラノオも、オシベ5本は、それぞれ花冠の裂片と対生します。 画面では個々の花が小さいので分かりにくいですが、写真を拡大してよく見ていただくと分かると思います。
| 固定リンク
「草1 合弁花」カテゴリの記事
- ウラジロチチコグサ(2014.06.26)
- ハルジオンとヒメジョオン(2014.05.31)
- ヤセウツボ(2014.05.22)
- フナバラソウ(2014.05.19)
- オオカワヂシャ(2014.05.05)
コメント
ほぉ~~
苗字が違うのに名前が一緒という、
イトコ’ズのようですね。
なるほど姿は違えど顔かたち、よく似てらっしゃる・・・・
投稿: わん | 2007年7月27日 (金) 15時20分
よく見ると花冠の裂片が丸みを帯びている/とがっている、葉の先があまりとがっていない/細く尖っている、など、いろいろ違いはありますが、本質的なところはよく似ているでしょ。
何が“本質的”なのかは難しいですが・・・
(この説明より、わんちゃんの「姿」と「顔かたち」の方がよく分かるか・・・)
投稿: そよかぜ | 2007年7月28日 (土) 00時36分