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2007年7月20日 (金)

ハナハマセンブリ

Hanahamasenburi070616_1

 堺市の荒地にハナハマセンブリが生えていました。
 ハナハマセンブリは、1988年に神奈川県で初めて報告された、比較的新しい帰化植物です。
 帰化植物の多くは、船で運ばれてきた荷物に種子がついて侵入するケースが多く、港の近くでよく見つかります。 このハナハマセンブリも「ハマ」とついていますが、生育地は海岸沿いが適しているとは限らないようで、堺市の内陸部でも広がる傾向があるように感じました。
 ハナハマセンブリはリンドウ科シマセンブリ属(Centaurium Hill)に属しますが、同じシマセンブリ属のよく似た帰化植物に、日本には少し早く侵入したベニバナセンブリがあります。

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コメント

可愛いピンクのお花

センブリの部分だけで漢方薬のあの苦い苦い
センブリとはまた違うのですね??
白い小さな花は10月ごろに咲くとありますが

こんな荒地にこんな可憐な花が・・・
芯は強い花なんですね・・・

投稿: わんちゃん | 2007年7月21日 (土) 00時32分

センブリとは、同じリンドウ科ですが、花の様子も違います。
新しい帰化植物で、図鑑にもあまり載っていないのに、HPやブログにはいっぱい紹介されている・・・ 世の中変わりました。
帰化植物は、元から日本にある植物に“いじめられない”荒地で、よく見つかります。

投稿: そよかぜ | 2007年7月21日 (土) 09時06分

ハナハマセンブリは見たことがありませんが、とても綺麗な色ですね。一度お目にかかりたい花です。

投稿: 多摩NTの住人 | 2007年7月21日 (土) 20時57分

じつはこの写真、6月16日に撮っています。今はほとんど花が残っていません。

現地では株もたくさんありますし、どんどん広がっていく感じがあり、心配はしていないのですが、もしも珍しい植物として根こそぎ取られてはと思い、一応念のため、花が終わって目立たなくなってからブログに載せた次第です。
来年はもっと広がっていると思います。

投稿: そよかぜ | 2007年7月21日 (土) 23時23分

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