タケカレハ
6月16日午前9時16分、ヤダケの茂みで写真のような状態のタケカレハを見つけました。
このままではよく分からないので、棒でつっついて別れてもらったのが下の状態です。 大きいほうがメス、小さいほうがオスです。
私の予想を交えた写真の解説:
タケカレハの幼虫は、その名のとおり、タケやササ、ススキ、ヨシなどを食草として育ちます。 そして茶色に黒い紋のついた繭をつくります。 夜、メスが繭から羽化しようと繭の口を開くと、そこから性フェロモンが外に漏れ出します。 風に乗って広がる性フェロモンに導かれてオスが飛来し、繭の外側でメスの羽化を今か今かと待ち続けます。 そしてメスが繭から出てくるや否や、交尾を始めます。 交尾を終えてホッとしたオスとメス、それが1枚目の写真というわけです。
江戸川柳に、「講釈師、見てきたような嘘を言い」というのがありますが、上の解説を信じてもらえますか?
参考までに、タケカレハによく似ていて、もう少し明るい色をしたヨシカレハという蛾もいます。
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コメント
ふ~~ん、そうなんや~
と、完璧な解説に頷いてるのは私だけ?
投稿: わんちゃん 質問コーナー | 2007年6月26日 (火) 23時06分
私も頷きたいのですが・・・
投稿: そよかぜ | 2007年6月27日 (水) 23時08分