ツクバネソウ
これも5月19日に金剛山で見ました。 名前はもちろん、お正月の羽根つきのつくばねに似ているから。
ツクバネソウはユリ科の植物で(注1)、この植物にも花弁はありません。 ユリ科はもちろん単子葉植物。 単子葉植物には基本数が3のものが多いのですが、ツクバネソウの基本数は4。 輪生する4枚の葉の中心から出た茎の先に咲く花は、ガクが4枚、オシベが4×2の8本、メシベは4本の花柱からなります。
※ ツクバネソウのオシベのおもしろい性質はこちらに載せています。
(注1) APG植物分類体系では、ショウジョウバカマやエンレイソウなどと共に、シュロソウ科に分類されています。
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コメント
シンプルなお花ですね。
どこにでも咲いて居るというわけではないのでしょうか?
投稿: わんちゃん | 2007年5月26日 (土) 00時25分
これは少し珍しい植物と言っていいと思います。少し深い山に入らないとありません。
投稿: そよかぜ | 2007年5月26日 (土) 07時03分