« トゲヒゲトラカミキリ | トップページ | ニワハンミョウ »

2007年5月 9日 (水)

コブヒゲボソゾウムシ

Ringokofukizoumusi070504

 これも金剛山登山口の近くにいました。 ソメイヨシノの葉のあちこちで、昨日紹介したトゲヒゲトラカミキリなどといっしょにウロウロしていました。
 なぜソメイヨシノに集まっていたのか、よく分かりません。 サクラの仲間は、葉の付け根に花外蜜腺と呼ばれているいぼ状の構造(下の写真)があり、ここから蜜を出しますので、それを狙ってかもしれませんが、それにしてはあまりこの蜜腺のところには集まっていないようでした。 時間によるのでしょうか?

Kagaimitusen

 コブヒゲボソゾウムシは、最初の写真のように、きれいな色彩をしていますが、この色は体表の粉によるものです。 この粉が取れると、黒っぽい色になってしまいます。

◎ 「リンゴコフキゾウムシ」として書いてあった記事を、'08年5月31日に訂正しました。 コブヒゲボソゾウムシはリンゴコフキゾウムシよりも胸部の周りが細く、前肢の中間部に太さの違う段差が見られません。 名前のように触角が長く、翅の会合部に沿って鱗片のないものが多いようです。

|

« トゲヒゲトラカミキリ | トップページ | ニワハンミョウ »

昆虫08 甲虫」カテゴリの記事

コメント

またまた、へぇ~~~~

「桜の葉の付け根の花外蜜腺と呼ばれているいぼ状のモノ」
ウチの近所の桜の樹で明朝、確かめてみます。

肉眼で確認できる?かな?

投稿: わんちゃん | 2007年5月 9日 (水) 23時23分

ありました、我が家の庭に桜の樹。

樹じゃなくって苗木くらいのモンです。
3年ほど前に苗を買ってきて植えまして・・・
種類ど忘れ!!(良くあること)

さっそく葉っぱの元を観察
お写真のように真っ赤じゃないですが、
ポチッと小さないぼ状のもの確認。
そんなにクリッとしてなくてペチャ状態です

投稿: わんちゃん | 2007年5月10日 (木) 16時03分

花外蜜腺、ちゃんと肉眼で確認できたでしょ。
葉の若い時にしか蜜は出さず、だんだん硬いイボのようになってきます。

投稿: そよかぜ | 2007年5月10日 (木) 23時48分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: コブヒゲボソゾウムシ:

» 登山の魅力!山を目指して [登山の魅力!山を目指して]
登山に関する様々な意見や情報のブログを集めています。 [続きを読む]

受信: 2007年5月17日 (木) 14時59分

« トゲヒゲトラカミキリ | トップページ | ニワハンミョウ »