コブヒゲボソゾウムシ
これも金剛山登山口の近くにいました。 ソメイヨシノの葉のあちこちで、昨日紹介したトゲヒゲトラカミキリなどといっしょにウロウロしていました。
なぜソメイヨシノに集まっていたのか、よく分かりません。 サクラの仲間は、葉の付け根に花外蜜腺と呼ばれているいぼ状の構造(下の写真)があり、ここから蜜を出しますので、それを狙ってかもしれませんが、それにしてはあまりこの蜜腺のところには集まっていないようでした。 時間によるのでしょうか?
コブヒゲボソゾウムシは、最初の写真のように、きれいな色彩をしていますが、この色は体表の粉によるものです。 この粉が取れると、黒っぽい色になってしまいます。
◎ 「リンゴコフキゾウムシ」として書いてあった記事を、'08年5月31日に訂正しました。 コブヒゲボソゾウムシはリンゴコフキゾウムシよりも胸部の周りが細く、前肢の中間部に太さの違う段差が見られません。 名前のように触角が長く、翅の会合部に沿って鱗片のないものが多いようです。
| 固定リンク
「昆虫08 甲虫」カテゴリの記事
- アオバネサルハムシ(2014.07.07)
- マツノシラホシゾウムシ(2014.06.28)
- アリモドキ科の一種(2014.06.27)
- センノキカミキリ(2014.06.21)
- ヤツメカミキリ(2014.06.10)
コメント
またまた、へぇ~~~~
「桜の葉の付け根の花外蜜腺と呼ばれているいぼ状のモノ」
ウチの近所の桜の樹で明朝、確かめてみます。
肉眼で確認できる?かな?
投稿: わんちゃん | 2007年5月 9日 (水) 23時23分
ありました、我が家の庭に桜の樹。
樹じゃなくって苗木くらいのモンです。
3年ほど前に苗を買ってきて植えまして・・・
種類ど忘れ!!(良くあること)
さっそく葉っぱの元を観察
お写真のように真っ赤じゃないですが、
ポチッと小さないぼ状のもの確認。
そんなにクリッとしてなくてペチャ状態です
投稿: わんちゃん | 2007年5月10日 (木) 16時03分
花外蜜腺、ちゃんと肉眼で確認できたでしょ。
葉の若い時にしか蜜は出さず、だんだん硬いイボのようになってきます。
投稿: そよかぜ | 2007年5月10日 (木) 23時48分