シロオビアワフキ
この季節、いろんな植物に写真のような泡のついているのが見られます。 写真の植物は、クサイチゴです。
泡を取り去ってみると、中に赤と黒の美しい小さな虫。 上の写真と下の写真は、ほぼ同じ拡大率になるように写しました。
この虫は、シロオビアワフキの幼虫です。 アワフキムシの仲間は、ウンカやヨコバイなどに近い仲間で、植物の汁を吸って生きていますが、アワフキムシの仲間の幼虫は、お尻から糖タンパクを含んだ、つまり粘性の高い液を出して空気と混ぜ、最初の写真のような泡を作って、その中で暮らします。
泡を取り去ると、真っ赤な腹部をさかんに伸ばしたり縮めたりして泡を作ろうとしていました。
下の写真はきれいに泡を取り除き、幼虫を拡大して写したものです(写真のクリックで、さらに拡大します)。
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コメント
いいんですか?
その中で暮らすというのに・・・・
取ってしまって、いくら撮影とはいえ・・・
なくなると、「そや、顔晴って作らなアカン」と、なるんでしょうかねぇ・・・・
フシギ、めげないんですね。
投稿: わんちゃん | 2007年5月16日 (水) 23時31分
ハエを見るとすぐハエタタキを手にする人の同情心、美しいって得ですね。
でも、泡の粘性の元は、植物が光合成で作った糖。アワフキ君は吸い放題。かわいそうなのは植物の方かもしれませんよ。
投稿: そよかぜ | 2007年5月18日 (金) 01時12分
そうだったんですかぁ~~
アワフキ君が作ったんじゃなかったんですか・
アワフキ君は要領よしの人生(??)・・・・
投稿: わんちゃん | 2007年5月18日 (金) 17時19分