ヤマトシリアゲ
ヤマトシリアゲは、シリアゲムシの仲間では最も普通に見かける種類で、北海道から九州にかけて分布します。 頭部が長く前に伸び、先端の口器から黒褐色の消化液を出して、死んだ昆虫の体液などを吸います。 この仲間は、昆虫の祖先的な形態を多く残していて、飛び方も弱々しく、飛んでもすぐに近くにとまります。
上の写真は、5月26日に泉北ニュータウンの槙塚台で写したオスです。 オスは、写真のようにお尻をクルリと巻き上げていて、交尾の時は尾のハサミでメスを押さえつけます。
上の写真のように、初夏に見られる個体は黒っぽいのですが、秋には、黄色っぽくひとまわり小さい個体が見られます(下の写真:昨年の9月23日に堺市南区逆瀬川で撮影)。 この黄色いタイプは、昔は別種と思われていて、ベッコウシリアゲと呼ばれています。
ヤマトシリアゲに関する記事は、こちらにもあります。
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コメント
同じムシちゃんでも、季節によって
成長過程で色が違ってくるんですね、
私は特に秋の方がいいかな?
その名の通り、まさに鼈甲細工のようですね
ブローチなんかにどうでしょうか?
ちょっと怖そうですが・・・
色がステキですね・・・
投稿: わんちゃん | 2007年5月31日 (木) 15時55分
成長過程で色が違ってくるのではなくて、成虫になる時期の違いで色が違ってくるのです。
鼈甲細工ですか・・・ 私はアニメに出てくる戦闘型ロボットをイメージしました。やはり男の子なのかな?
投稿: そよかぜ | 2007年6月 1日 (金) 00時41分