ニホンズイセン
堺市の泉北ニュータウンの近く、堺市立の「フォレストガーデン」のニホンズイセンは、今が盛り。高貴な香りが立ち込めています。それにこのあたたかさ。でも、さすがに冬ですね。いくら探しても、このスイセンを訪れている昆虫は見当たりませんでした。
野生植物にとって、きれいな花は、昆虫を呼び、花粉媒介をしてもらうためのもの。昆虫の来ていないニホンズイセンは、どのようにして種子を作るのでしょうか?
じつは、ニホンズイセンは種子を作りません。球根で増えます。日本の沿岸に自生地がありますが、古く中国から渡ってきた史前帰化植物だと言われています。さらに、中国のスイセンも、シルクロードを通ってヨーロッパからもたらされたものだと言われています。
これだけきれいな花や香りは、もともとは昆虫を呼び寄せるのに役立っていたに違いありません。中国やヨーロッパの、ニホンズイセンの元になったスイセンは、種子を作っていたのでしょうか?
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コメント
ふ~~NN
ニホンズイセンのルーツねぇ・・・
ウチの庭のニホンズイセンも蕾がちょこっと膨らみかけています。
水仙も八重咲きやラッパやらといろいろありますが、私はニホンズイセンが好きです。
投稿: わんちゃん | 2007年12月28日 (金) 19時40分