キダチアロエの花
通勤途上の軒先に咲いていたキダチアロエ( Aloe arborescens )の花です。 日本では冬に花を見ることができますが、キダチアロエの原産地は南アフリカ。 南半球では日本の夏(=南半球の冬)に花を咲かせるようです(詳しくは下のコメントをご覧ください)。
原産地では最大で地表高4m前後にまで育つようですが、日本では茎がなかなか丈夫に育たず、大きくなると茎が折れてしまうようです。
花は簡単に咲きますが、結実には乾燥した環境が必要だそうで、国内ではほとんど結実しないようです。
白浜など、キダチアロエの群生地ではメジロが吸蜜に訪れているようです。 赤い色は鳥好み。 蜜も多く、鳥媒花なのでしょうね。 原産地の南アフリカではタイヨウチョウなどが吸蜜に訪れているのでしょう。
ツボミは上を向いていますが、花は斜め下向きに咲きますので、蜜は花筒の入口にまで流れてきます。 これで鳥を誘っているのでしょう。 花は受粉が終わると再び上向きになり、花柄に密着して種子生産に移行します。
※ この記事は'08年1月13日に加筆訂正しています。 わんちゃんのブログには白浜のキダチアロエの群生の様子が載っています。
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