スジチャタテ
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写真はヤツデの枯葉にいたスカシチャタテです。 体長は3.2mm、翅端までは4mmほどでした。
「チャタテムシ」の名前は、チャタテムシの仲間であるこのスカシチャタテが茶筌(ちゃせん)で茶をたてる時に似た音を出すところからと言われています。 この発音器官は後脚の基節にあるようですが、これを撮るためにはもう少し撮影倍率を高める必要がありそうです。 なお、音は雌雄の交信のためでしょうから、もちろん越冬の時期は音を聴くことはできません。
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1月31日、ヤツデの葉の裏で、長径 0.5mmの金色に輝く楕円形の卵を見つけました。 卵の上には糸がかけられています。
家に持ち帰っていたのですが、今日ルーペで見ると、孵化していることが分かりました。
孵化の様子を撮れなかったのは残念ですが、近くを探すと下のような幼虫が見つかりました。
幼虫の体長は 0.7mm、金色の卵はチャタテムシの卵だったんですね。
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写真は体長2mmのウスイロチャタテです。 Ectopsocus属のようですが、この属名で検索すると、海外のサイトでは、よく似たもので種名の異なるものがいっぱい出てきます。 おちゃたてむしさんのこちらによく似たものが載せられていて、psocodeaさんから、日本で見られる普通種だと Ectopsocus briggsi だろうとのコメントが寄せられています。
psocodeaさんによれば、ウスイロチャタテは枯葉を好むとのことですが、写真のウスイロチャタテのいた場所は、アラカシの葉の裏でした。
(2014.1.20. 堺市南区岩室)
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写真はケチャタテ科の Valenzuela scriptus だと思います。 あちこちでよく見るケチャタテですが、和名はまだ無いようです。 体長は2.3mm、翅端までは4.3mmでした。
雌雄を比較すると、オスの方が眼が大きいようで、そらさんのブログでは雌雄が並べて紹介されています(こちら)。 それによれば、写真のものはオスでしょう。
チャタテムシの仲間は、咀顎目(そがくもく、Psocodea)に分類されています。 チャタテムシとキジラミを見分けるのが難しいという声を聞きましたが、キジラミの口は汁を吸うストローのような口であるのに対し、チャタテムシの口は咀嚼口です。 体つきもキジラミはセミに似ていますので、胸部の盛り上がったチャタテムシとはかなり印象が違いますが・・・
このケチャタテの腹側から見た写真と、口周辺の拡大写真も下に載せておきます。
※ おちゃたてむしさんのブログでは、11月末にこのケチャタテが卵塊を保護する糸をかけている様子が紹介されています(こちら)。
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