ゴイシシジミ
ここにあった記事は、こちらに引っ越しています。
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ツマキチョウについては、過去にオスとメスを別記事として載せています。 この時は、オスはメスを探してか飛び続け、メスはあまり飛ばないと書きました。
今回堺市内の、ツマキチョウの幼虫の食草であるタネツケバナがたくさん咲いている所で、ツマキチョウのオスもメスもたくさん飛び交っている所がありました。 その場所では、メスは次々と産卵場所を探すためでしょうか、よく飛んでいました。 そして、メスがたくさんいるのでオスもメスを探し続ける必要が無いということなのでしょうか、オスもよくタネツケバナの花にとまってくれました。
花の蜜を吸うのなら、どんな花でもいいと思うのですが、オスもタネツケバナの花にこだわっているように見えるのは、何か理由があるのでしょうか。
今回の写真は、その全てにタネツケバナが写っています。
メス(前翅の先端近くの橙色がありません)
産卵中のメス
タネツケバナの花に口吻を伸ばすオス
オスの翅の裏の模様
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1頭のダイミョウセセリがヤマノイモのツルに執着して、ツルにつかまったり近くを飛び回ったりしていました。 ヤマノイモのツルといっても、伸びはじめたばかりのツルで、葉は広がりはじめたものが1枚。 上の写真は、その1枚につかまっているダイミョウセセリです。
ダイミョウセセリの幼虫の食草は、ヤマノイモ、オニドコロなどのヤマノイモ科の植物ですので、産卵ではないかと思い、しばらく見ていると、腹部の先端を茎にくっつけはじめました(下の写真)。
それにしても、よくこんな伸びはじめたばかりで小さな食草を見つけられるものですね。
あまりにも近づきすぎると逃げられると思い、一定の距離を置いていましたので、産卵の瞬間は確認できませんでしたが、ダイミョウセセリが飛び去ってから見ると、卵が確認できました(下の写真)。 ダイミョウセセリは産卵時に腹部の毛を卵の表面につけてカモフラージュします。
ダイミョウセセリの翅の模様が関西と関東とで異なることは以前書きました(こちら)。 今回の写真のダイミョウセセリは「堺自然ふれあいの森」で撮りましたので、もちろん関西型です。
また、今回はダイミョウセセリの翅の裏しか撮れていません。 翅の表の様子も、上のリンク先を見てください。
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やっとオオムラサキのオスの成虫の写真を撮ることができました。
上は、クヌギの幹の低い場所で出ている樹液に来た時の写真ですが、翅の表を撮るには、飛んで来てクヌギの幹にとまり、樹液の所へ行くまでが勝負のようです。 しかし、この時の移動は速くてシャッターチャンスとなる時間は短く、またこの時に下手に近づきすぎると、すぐに逃げてしまいます。
樹液を吸いはじめると、かなり近づくことができるのですが、翅は開いてくれません・・・。
飛んでいるところも何度か見たのですが、高い所で、とまるのも木の高い所です。 オオムラサキのオスはメスよりも少し小さく、飛んでいる様子もメスの方が力強く感じました。
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シジミチョウ科の蝶の一群に、翅の表が青~緑色の金属光沢をもった美しい蝶がいて、その多くは「○○ミドリシジミ」という名で呼ばれています。 これらのミドリシジミ類の幼虫は、いずれもブナ科などの高木になる樹木の新芽を食べ、成虫も幼虫の食餌植物である樹木の樹冠付近を飛び回ることが多く、低い所にはあまり飛来しません。
これらのミドリシジミ類は、かつては1つのミドリシジミ属( Zephyrus属 )に分類されていました。 現在はかつての Zephyrus属はいくつかの属に分けられているのですが、「ゼフィルス」という名称は、樹上性のシジミチョウの一群(25種)を指す言葉として残っています。
大阪府の北部、能勢町に三草山という山があり、その一角に「三草山ゼフィルスの森」があります。 この場所は日本のゼフィルス25種のうちの10種の生息が確認されていて、特にヒロオビミドリシジミの大阪府下唯一の生息地であり、日本の分布の東限になっています。 そのため、この場所は大阪府自然環境保全条例にもとづき、緑地環境保全地域に指定され、動植物の採集が禁止されています。
保全活動は公益財団法人大阪みどりのトラスト協会が実施していて、特にヒロオビミドリシジミはナラガシワの葉しか食べないため、ナラガシワ林の管理に力を入れているようです。
この「三草山ゼフィルスの森」がどんな場所なのかいちど見てみたいと思い、行ってきました。 特にオスのゼフィルスは樹上でなわばりを形成し、なかなか下には降りてこないことは分かっていましたし、活動が活発になるのは夕刻になる種が多いのも知っていましたので、たくさんのゼフィルスの写真が撮れることは、はじめから期待していませんでしたが・・・。
結果は、写真に撮れたのは以下の3種でした。
上の写真が、上に書いたヒロオビミドリシジミです。 林の上の方で、なわばりを守るためにさかんに飛び回っているのですが、ついに下には降りてきませんでした。 とまったところを、300mmの望遠に1.4倍のテレコンをつけて撮ったものを大トリミングしたのですが、これじゃ証拠写真にもなりませんね・・・。
上はウラミスジシジミ。 翅の表も撮りたかったのですが、この1枚で逃げられました・・・。
上はミズイロオナガシジミ。 これはたくさんいて、簡単に撮れるのですが、私の家の近くの「堺自然ふれあいの森」などでも見ることのできる蝶です。
※ ゼフィルスの一種アカシジミは、こちらで記事にしています。
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アオバセセリがミツバウツギの花に来ていました。
アオバセセリは暖地系のセセリチョウで、光の当たり方により、翅の色が少し変ります。 この項の写真はフラッシュを使用せず、全て自然光での撮影ですが、上は太陽の光が当たっている場合で、下は木の陰に入って太陽の光が当たっていない場合です。
翅の表も美しいので、なんとか撮ろうとしたのですが、花から花へと飛び回っているアオバセセリは、なかなか翅を開いてくれません。 下の写真も、せめてもう少し翅の間に光が入ると良かったのですが・・・。
アオバセセリは年2~3回発生し、成虫は5~9月頃に見られるのですが、そんなにたくさんいる蝶ではありません。 理由の1つとして、幼虫の食草のことが考えられます。 幼虫の食草はは、アワブキ、ヤマビワ、ミヤマハハソなどのアワブキ科の植物なのですが、これらの木がたくさん生えているところは、ほとんどありません。
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昨日載せたゴマダラチョウの幼虫と同じ所にいた越冬中のオオムラサキの幼虫です。 両者とも幼虫はエノキが食樹で、秋に幹を伝って根際の落ち葉に潜り込んで冬眠するのですが、たまたま昨日のゴマダラチョウはクヌギの葉とタカオカエデの葉にしがみついていましたが、このオオムラサキの幼虫は、ちゃんと(?)エノキの葉につかまっていました。
ゴマダラチョウとオオムラサキはどちらもタテハチョウ科に分類されていて、幼虫の姿もよく似ていますが、背中側にある突起の数がオオムラサキの方が多くなっています。 大きさは、成虫の大きさとは逆に、ゴマダラチョウの幼虫の方が少し大きめでしたが、オオムラサキは春になって脱皮して終齢幼虫になった時の食欲がすごいようです。
オオムラサキの成虫の写真は、メスはこちらに載せていますが、美しいオスを目撃したのは高い所を飛んでいるもののみ。 まだ写真に撮れないでいます。
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