カテゴリー「昆虫05 チョウ」の39件の記事

2009年11月21日 (土)

11月のモンシロチョウ

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 上の写真はモンシロチョウのオスで、下がメスです。 オスとメスの違いは、オスの方が前翅の黒紋が小さく、前翅全体を見ても、黒い部分少なくなっています。 なお、春に発生する成虫は夏に発生する成虫よりも白っぽいので、上記は同時期のオス・メスを比較した場合の話です。
 では、春型と夏型が混在する時期には、モンシロチョウは雌雄を見分けられるのでしょうか。 人の目にはモンシロチョウの雌雄差はわずかですが、モンシロチョウの眼は人には感じることのできない紫外線領域の光を感じることができます。 この紫外線領域の光はメスの翅で強く反射されるため、モンシロチョウ間では年間を通して雌雄差は歴然としているようです。

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 モンシロチョウは春から秋まで、産卵 → 幼虫 → 蛹 → 成虫 というサイクルを、年に数回繰り返します。 大阪付近では最後の産卵は11月中旬あたりで、この後、冬は蛹で越冬しますが、幼虫のまま越冬することもあるようです。
 上のメスも、卵を産み付けるような姿勢を何度か取っていました。 近くには幼虫の姿も見ることができました(下の写真)。

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 7月15日の記事で、モンシロチョウのメスがオスに出会った時の行動を書きました。 11月のこの日もオスがメスの近くを飛ぶこともあったのですが、このような行動は見られませんでした。 季節的なものなのか、成虫になってからの日数なのか、とにかく生物の行動の理解は一筋縄ではいきません。

 

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2009年9月13日 (日)

ウラギンヒョウモン

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 岩湧山山頂の茅場にいたウラギンヒョウモン、ウラギンヒョウモンは明るい草原を好むチョウです。
 ウラギンヒョウモンは6月頃に羽化しますが、夏眠するのか、夏には姿を消し、9月になると、また目にすることができます。 でも9月のウラギンヒョウモンは翅が痛んでいることが多く、このチョウも後翅の前縁が欠けています。

 

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2009年9月12日 (土)

ミドリヒョウモン

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 岩湧山の林道でたくさん見かけたミドリヒョウモンです。
 春の終わりから夏の初めに羽化するこのチョウは、この時期になると、ほとんどの個体の翅はボロボロです。 写真のミドリヒョウモンは翅がほとんど欠けていない貴重な(?)存在。
 互いによく似た種類の多いヒョウモンチョウの仲間のなかで、ミドリヒョウモンの見分けやすい特徴は、後翅裏側が黄緑色で、3列の白い縦帯が走ることなのですが、逆光気味で、その様子がよく写っていません。 それでもこの写真を持ってきたのは、ちょうど真上に小さな虫が飛んできて、ミドリヒョウモンがそれを上目遣いに見ているようなおもしろいシーンだと思ったからで、この写真にタイトルを、と思ったのですが、文芸的センスの無さ、なかなかいいタイトルが浮かびません・・・

 

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2009年8月17日 (月)

スミナガシ

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 スミナガシは山地で見られ、花には来ず、樹液や動物の排出物に集まるチョウです。
 金剛山の登山道を歩いていると、スミナガシ(夏型)が・・・ 近づいても飛び立ちません。 よく見ると、赤い口を伸ばして、糞から汁を熱心に吸っています。 ちなみに春型は小型で、白斑が大きくなっています。
 イタチなどは、自分のなわばりのサインスポットとして、石の上など目立つ所に糞でマーキングします。 その糞が前夜の雨に濡れて、ちょうどスミナガシの好みの状態だったようです。
 写真を撮っていると、別の1頭が、しばらくするとまた別の1頭がと、合計3頭になりました。

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 とまって暫くはバタバタしていますが、落ち着くとみんな“食事”に熱心で、いくらカメラを近づけても平気で、写真は撮り放題。 でも撮った写真をPCでチェックすると、あまりにも糞がリアルすぎて・・・ ですから、ここでは暗めの写真やトリミングで糞をカットした写真しか載せていません。 もっときれいな翅の写っている写真がいっぱいあるのに・・・

 スミナガシは自然光の条件下では白いちいさな斑点を散りばめた黒っぽいチョウで、よく見ると墨の濃淡で書いたような複雑な模様を持っています。 (エフさんがブログに樹液に来ているスミナガシを載せています)
 でもフラッシュの光を真上近くから当てると、翅の反射率が大きいのか、自然光の条件下とは違った美しい色を見せてくれます。 下の写真の2頭は、同様の光の当て方をすると同様の色に見えるのですが、光の当たる角度の違いで、かなり違った色に見えています。

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 スミナガシのオスとメスの差はあまり無いと言われています。 でも観察した3頭の、フラッシュの光を真上から当てた翅の色を比較すると、明らかに2種類に分かれました。 少し大きな1頭の前翅は褐色みを帯びていますし(下の写真の左)、少し小さめの2頭の前翅は、後翅と同じく、青っぽい色になります(下の写真の右)。 たぶん前者がメスで、後者がオスなのだと思います。

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 昆虫の見ている色彩世界と私たち脊椎動物の見ている世界とは全く違います。 昆虫には波長の長い赤い色は見えませんが、紫外線領域の光を見ることができます。 これだけフラッシュの光を反射するということは、もしかしたら、鳥には黒っぽい目立たない色に見えることで餌になることを逃れ、スミナガシの仲間同士では、美しい色を見せ合っているのかもしれません。

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2009年8月10日 (月)

ジャコウアゲハ

 木津川の堤でホソオチョウと一緒に飛び回っていたジャコウアゲハです。 今までジャコウアゲハはゆったりとした飛び方をすると思っていたのですが、ホソオチョウに比較すると、何とせわしない飛び方をするものか・・・

 下はオス。 羽全体が黒っぽく、光沢があります。

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 そして、下がメス。 翅は周囲は黒いのですが、全体的には灰色です。

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 幼虫の食草はウマノスズクサで、成虫の体内にもウマノスズクサに含まれるアルカロイドの一種があり、これを食べた鳥は中毒を起こして苦しみ、ジャコウアゲハを捕食しなくなると言われています。 クロアゲハやオナガアゲハなどは、このジャコウアゲハに似ることで、鳥の捕食から逃れようとしているとされています。
 木津川の堤ではなかなかとまってくれなかったので、以前に伊丹市昆虫館で撮ったジャコウアゲハの写真を載せておきます。 横から見ると、腹部の毒々しい赤が印象的です。

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 もちろん幼虫も毒を持っています。 下はわんちゃんからいただいたジャコウアゲハの幼虫の写真です。 今までいた所のウマノスズクサを食いつくし、別のウマノスズクサを求めて移動中なのでしょうか。

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2009年8月 9日 (日)

ホソオチョウ

 ホソオチョウについての概略は昨日書きましたので、今日はオスとメスの写真を載せておきます。
 下は昨日飛び回っている写真を載せたオスです。 やっととまったところを撮りました。

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 そして下がメスです。

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 オスは白っぽく、メスは黒っぽく、一見全く違う蝶のようですが、両者の翅の模様のパターンを比較すると、たいへんよく似ていることがわかります。 オスの模様の黒い部分を太く太くするとメスの模様に似てくるともいえますし、メスの模様の白い部分を太く太くするとオスの模様に似てくるとも言えます。
 ところで、このメスとギフチョウとを比較すると、これまた模様のパターンがよく似ています。 下は4月に大和葛城山で撮ったギフチョウですが、比較してみてください。

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 進化的にはホソオチョウはギフチョウに近い蝶であり、ホソオチョウもギフチョウと同じく、やや原始的な特徴をもった蝶のグループに属するということになります。

 

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2009年8月 8日 (土)

ホソオチョウ観察記

 いつもコメントをいただく京都府南部のわんちゃんから、'08年4月に、27日に撮った蝶の名前を教えてほしいと、1枚の写真が送られてきました。 日本の蝶ではないことを伝えると、わんちゃんは橿原昆虫館に問い合わせ、アゲハチョウ科のホソオチョウだと分りました。
 橿原昆虫館の回答によると、チョウマニアが朝鮮半島から生きたチョウを持ち込み(もちろん法律違反)、それを関東近郊に放したところが定着し、そこで増えたものを誰かが木津川河川敷に放したものだろうとのことでした。(詳細はこちら
 Wikipediaによると、幼虫の食草はウマノスズクサで、日本のジャコウアゲハと同じ食草であること、現在は岐阜県や栃木県などでも見られ、ホソオチョウの移入によってジャコウアゲハがいなくなった場所もあると言われるが、現在のところホソオチョウの分布はきわめて限られているため、いずれは近親交配が進んでいなくなるだろうとされていること、要注意外来生物に指定されていることなどが書かれています。
 要注意外来生物に指定されている注目のチョウ、しかも美しくて優雅な飛び方をするとなると、一度見てみたいものだと思いました。 でも、わんちゃんはそれ以来見かけないとのことでした。
 '08年8月3日に、わんちゃんから、ホソオチョウがたくさん飛んでいるとのメールをいただきました。 でも、またすぐにいなくなったようです。
 今年('09年)になって、7月10日にホソオチョウを見たというメールをいただきました。 見に行こうとしたのですが、私は土日しか動けませんし、今年は雨が多く、なかなか日程が合いません。
 その間、わんちゃんは記録をつけていてくれました。 記録は個体数、時間、天候、それにジャコウアゲハの様子など、非常に詳しいデータでした。 私の時間に余裕ができれば、いろいろ解析したいと思います。 きっとおもしろい結果が出るでしょう。
 とりあえず分かったことは、発生には周期があるということです。 7月10日にいることに気付いたホソオチョウの個体数は、7月13日の10頭をピークに減少しはじめ、7月21日には見られなくなりました。 わんちゃんは毎日観察してくれていたのですが、見られない日が続きました。 そして7月31日、またホソオチョウが飛び始め、8月に入っても個体数の増減はあるものの、ほぼ毎日観察できる日が続きます。 休みを待ってホソオチョウの観察に出かけました。
 ホソオチョウは数頭が、草に覆われた堤防の斜面の、距離にして100mほどの範囲を、低く優雅に飛び続けていました。 この範囲から外に出ることは、まず無いようです。 ヒメジョオンなどの花も咲いているのですが、殆ど吸蜜はしていないようです。
 飛び回っていて目につくのは殆どがオスです。 メスがそんなに少ないはずはないので、メスはオスほど飛び回らないのでしょう。
 大きさは春型のアゲハチョウをさらに小さくしたくらい。 アゲハチョウ科のチョウとしては、かなり小さい部類に入るでしょう。

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   飛び回るホソオチョウのオス

 ホソオチョウがこれほど優雅に飛べるのは、幼虫の食草であるウマノスズクサには毒があり、幼虫の体に蓄積した毒は成虫になっても体に残り、鳥がホソオチョウを食べると、その毒によるまずさを学習し、二度とホソオチョウを餌にしないためだと言われています。 でも、この毒はホソオチョウと同じ節足動物には効き目があるのでしょうか。 下はクモの巣にかかったホソオチョウです。 クモにとって、ホソオチョウの体にある毒はどうなのでしょうか。

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 幼虫の食草で競合するジャコウアゲハも飛んでいましたので、今のところはジャコウアゲハがいなくなることは無さそうです。 でも、食草のウマノスズクサはかなり探したのですが、見つかりませんでした。 ウマノスズクサはそんなにたくさんは無さそうです。 ギリギリの餌をめぐってジャコウアゲハとホソオチョウの戦いは続くのでしょう。 日本の自然を乱すホソオチョウ、優雅なホソオチョウ、気分は複雑です。

 明日はホソオチョウのオスとメスの写真を紹介する予定です。

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2009年7月25日 (土)

ミヤマカラスアゲハ

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※ この記事の写真は、最後の写真を除いて、クリックすると拡大します。

 ミヤマカラスアゲハ(夏型のオス)が吸水していました(7月25日 金剛山)。 翅も痛んでいないし、ちょうど曇り空で陰もできず、きれいに撮れました。 名前に「カラス」とつくのは、翅を閉じると黒っぽいからでしょうが、翅の表はなかなか美しい色をしています。
 ミヤマカラスアゲハはおもに山地の森林地帯に生息しますが、これは幼虫の食草が野生のミカン科の木であるためだと考えられています。 よく栽培されているようなミカン科の木はお気に召さないようです。
 ミヤマカラスアゲハは春型が4~5月に、夏型が6~7月に見られます。 春型の方が色彩はもう少し派手ですが、夏型より小型です。

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 よく似た色彩のチョウにカラスアゲハがいます(ここをクリックすると、エフさんのカラスアゲハの記事に飛びます)が、カラスアゲハには、翅の表の明るい帯や、後翅の裏面の黄白色の帯がありません。

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 オスには、前翅の表側に、黒いビロードのような毛の生えた場所があり、「性標」と呼ばれています(下の写真)。 メスは翅の表の緑色が弱く、後翅の亜外縁の赤紋が目立ちます。

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 今回はミヤマカラスアゲハが吸水に熱心で、近づいて写真を撮ることができました。 吸水中は時々放尿します。 放尿の瞬間は何度も目撃できたのですが、写真に撮ることはできませんでした。 たぶん、どんどん水を吸って、水に溶けている塩分を吸収し、余分な水を尿のようにして捨てているのでしょう。
 不思議なのは、吸水するのはほとんどがオスだということで、ミヤマカラスアゲハのオスは、よく吸水集団も形成します。

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2009年7月22日 (水)

ベニシジミの交尾拒否行動

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 ヒメジョオンの花にベニシジミ2頭が連なるように飛来、先頭の個体は翅を震わし続けながら前進、後ろの個体はピッタリそれにくっついて移動します。(7月11日、堺市南区畑にて)
 じつはこれ、先頭のベニシジミがメスで、後ろがオス。 保育社の『原色日本蝶類生態図鑑Ⅲ』には、メスが交尾を拒否する場合は、ははばたきつつ歩く型と、急に飛び立つ型とがある旨の記載があります。 また、海野和男先生の小諸日記にも、よく似た状況が書かれています。 後ろのオスは、いかにも交尾したい様子で、少し腹部を曲げています。 この後、メスは飛び立ち、オスもピッタリくっついて飛んで行きました。
 メスはオスよりも飛翔力に優れているわけは無く、なかなかオスを振り切れない様子、オスはどこまで追いかけていくのでしょうか。 まるでストーカーです。


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2009年7月15日 (水)

モンシロチョウのメスがオスに出会うと・・・

 7月11日、谷あいに田が広がるところを歩いていると、たくさんのモンシロチョウが飛び交っていました。
 下はモンシロチョウのメス。 写真の下側には幼虫も写っています。

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 このモンシロチョウのメスに、オスが近づいてきました。 するとメスは、パッ!と翅を広げて腹部を持ち上げました。(下の写真)

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 その素早いこと、まさに機械仕掛けのよう。 これが本能行動なのですね。

 持ち上げた腹部の先端には、黄色い部分があって、光るものが・・・ たぶん何らかの化学物質を出しているのでしょう。 下は上の写真の腹部を拡大したものです。

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 オスはこの腹部を持ち上げたメスの周囲でホバリングを行います。 下の写真では、腹部を持ち上げた中央のメスの周囲で、2頭のオスがホバリングを行っています。 メスの腹部の先端は、ちょうどこちらを向いているために少し分りづらいですが、やはり黄色くなっています。

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 この腹部を持ち上げた姿勢のメスの周囲でオスがホバリングを続けていると、メスがオスを受け入れるようになるというのですが、写真を撮り続けていた15分ほどの間では、オスがホバリングを止めたり、途中でメスが逃げ出したりで、交尾に至る例は観察できませんでした。
 この“腹上げ反応”は何と呼ぶべきなのでしょうか。 メスがオスを認識しての反応には違いは無いのですが、このままでは交尾できません。 ですから、とりあえずはメスが交尾を拒否しているのだと、「交尾拒否反応」という言葉が使われていますが・・・。
 また、既に交尾を終えているメスは交尾拒否を続けるといわれているのですが、とりあえず交尾拒否をしたメスと、交尾拒否を続けるメスと、どのように行動が違ってくるのか、見続けていたのですが、見破ることはできませんでした。

 この“腹上げ反応”が引き起こされる条件は、かなり緩やかなようです。 卵を産み付けていた個体もオスが近づくと腹部を上げていましたし、下のメスは、吸蜜しながら腹部を持ち上げています。

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※ こちらではモンシロチョウの雌雄の比較や幼虫などについて書いています。

 

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